ワクワクする人としない人は何が違うのか?

ビジョンや新たな手法にチャレンジしたり、何を成し遂げたいか、何をやりたいのかを考えると、思い浮かべたことに対する反応は大きく2つに分かれる。
思い浮かべたことに対し、ワクワクする人とそうでない人。
どっちにしても「成し遂げたいこと」を達成する可能性はある。
しかしどうもワクワクしている人の方がより達成する可能性は高いようだ。

HowToGetExcited










➽➽ワクワクする人しない人の違い

両者とも「目標」を設定している。
その目標の捉え方が大きく違うのだ。

➽目標の捉え方の違い

両者とも、上司から与えられた目標だとしても明らかに捉え方が違う。
ワクワクする人は、その目標を達成することに自分なりに意味を見出しており、価値づけている。「これができたら、自分に◯◯◯をご褒美」といったレベルから「これが達成できれば、それだけこの分野で自分が成長したことの証になる。」といったものまで、その振り幅は様々だが、自分で価値付けることで自身にドライブをかけている

もちろん、そういう価値付けがなくても、ただ新しいことに取組むこと自体が楽しいという人もいる。これはこれで、周囲を明るくさせてくれるから、頼もしさもある。周りもつられてワクワクが始まる感じだ。

反対にワクワクすることがない人は、「とはいってもなぁ」といい続け、現時点から目標を見ていることが多く、その一つ一つの過程もあくまで現時点から見ていることが多い。
多くのリスクや障害を想定し、それをクリアしていくことが可能かどうかという判断が主たる考えになっており、始める前から、取組む前から「無理!」と言い切る人も出てくる。

もちろん新しいことをやること自体、チャレンジすること自体を否定しているわけではなく、単に邪魔くさい・面倒だからということで、できない理由を並べているだけにすぎない人もいる

要は目標を達成した時の自分や周囲の姿を想像しているかいないかの違いでしかない。
どちらにしても目標に辿りつくまでの間に多くのリスクや障害を乗り越えていくことには変わりはない。
ただ同じリスクや障害であっても、違った見方、違った解決策を考えだすのはワクワクしている人のほうが多い

➽ワクワクしていれば、それでいいのか?

ただワクワクするだけなら単なる楽天家と言われてしまう。
実際、単なる楽天家は、その人はいいけども、周囲を困らせてしまう場合が多い。「できるできる。どうやってやるかはみんなで考えれえばいいじゃん」と連発する傾向もあるし、「あの人達にできたのだから、私達にできないわけがない」とスキルや能力の差を見ずに、一人でワクワクしているパターンだ。
ここでいう「ワクワクしている人」というのはそういう単なる楽天家のことを言っているのではない。

➽ワクワクしながら見ているもの

ワクワクしている人というのは、実際は同時にリスクや障害を考えているし、それを乗り越えるには、どうやればいいか、自身に何が足りないかまでも朧気であっても捉えようとしている。

そして乗り越えること自体にも意味付けをし、小さな意味づけを最終的に自分の中で価値づけているということだ。
そして実際には、無謀な冒険はせず、ちょっと背伸びするぐらいのチャレンジの連続を繰り返していく

➽ワクワク感の中にやらされ感はない

こういったチャレンジは、上司や周囲からの意見がきっかけになることもある。上司からの期待を告げられることもある。どちらにしてもしっかりと自分の選択としてチャレンジしている
自分の選択=決めたことなので、そこにいわゆる「やらされ感」はない。しんどいこともあることも含めて、自分が価値付けたことを成し遂げようとする姿勢を持っているということだ。

➽どうすればワクワクしながら取り組めるのか?

それは人それぞれだろう。
しかし共通することはある。
①目標として「何を成し遂げたいか?」の意味を考え、価値付けている
②リスクや障害を乗り越えていた時は自分や周囲はどんな姿になっているかを想像している。
③最終的な目標を達成した時の自分や組織はどんな姿になっているのか?を朧気ながらでも想像している。
④期待に応えようとしているし、自分で決めている。
この4つを問いとして持ち、考えることから始めればいいのだろう。

ワタシであれば、それが面白いかどうかだけだ。
この「面白い」は、会議などでも、目標に1ミリでも近づくことができそうなアイデアが出てきた時に、ワタシは決まって「それ、おもろいな!いっとこかぁ!」と言っている。

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【2018.4.11追記】
「チャレンジに年齢は関係ない。」・・・自らの体験から言い切った48歳女性管理職の生きた言葉です。実際、いつもワクワクしている定年再雇用の高齢の方でもワクワクして仕事に取り組んでいる方は多数いらっしゃいます。

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【2020.08.27追記】
この記事は、2011年9月に投稿したものです。
先日、ベタベタのアナログ営業組織のクライアントで。コロナ禍、コロナ後の営業に求められる姿の話をしました。もちろんオンラインをうまく活用するということが前提になるけれど、それが目的ではなく、手段にすぎず、ベストウェイかどうかわからないということを話しました。業務の進め方がオンラインに移行しつつある現在、これにたいして邪魔くさく思う人もいるにはいるでしょうが、会社が求めているだけでなく、社会全体が求めていることとして捉えておかねばなりませんと言った硬めの話しであったにも関わらず、出産育児休暇で1年ほど休んでいた女性社員がニコニコ顔で「ワクワクしてきたぁ~」と言っていたことから、この記事を思い出し、再投稿した次第です。

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