2020年 謹賀新年 バランスを取れる石

バランスを取れる石

新年、明けましておめでとうございます。

昨年末より今年はどんな年になっていくのか?どんな年にしていくのか?ツラツラと思い浮かべていました。そんな中、Twitterで1970年の大阪万博での三菱未来館が描いた50年後=2020年の姿が話題になっていたことを思い出しました。

技術革新と国際情勢から来る変化

この1970年の万博をリアルタイムで観た時は、子供心にワクワクするものがありました。 一部は実現しているものもあります。これらはほぼ現在の技術革新がもたらしたものです。特に通信とそれを活用するスマートデジタル機器の進化はビジネスや生活に大きな変化をもたらしてきました。今年は5G通信が始まり、更に大きな変化を促す年になっていくのでしょう。 

今年は東京オリンピック・パラリンピックの開催があります。開催前と開催中は景気は上昇すると見込まれていますが、開催後は減退するだろうと言われています。またキャッシュレス決済利用還元も終了します。これらがどのようにビジネスに影響してくるのか?更に地方の人口減少と財政難は加速する一方です。また地球温暖化とこれに伴う大型台風の発生は加速していく一方です。
そして今年は国際面でもいろいろと影響がでてきそうなものがあります。例えばアメリカ大統領戦、イラン問題、台湾総統戦、香港の立法選挙、ドバイ万博、ブレグジットなどが、その最たるものでしょう。
身近なところでは目的不在のままカタチから入った働き方改革は、すでに形骸化しつつあり、何が変わったのか曖昧で成果が見えない企業も増え始めています。アイドルグループ嵐の活動休止も働き方改革の一例だと考えられます。
都内においては高輪ゲートウェイ駅や虎ノ門ヒルズ駅の開業によって、人の動きが変わり、どのような経済効果が生まれるのかも気になるところです。

VUCAな状況が続いてもチャレンジすること

昨年末、クライアントから「グループ企業全体の・・・グループのビジョンをつくりたい。10年後の姿を描きたい」というオーダーがありました。グループのトップとして上記のような技術革新や国際情勢からの影響も考えると、心中穏やかではない状態なのでしょう。10年どころか3年先も見えないというのが本心なのだろうと思えます。

VUCAな状況が今後も大きく変化し続ける中で、将来に対する「意志」がなければ、日常における「意思」がなければ、変化に振り回され、単なる「石」になってしまいます。
しかし「意志」と「意思」を持ち続け、変化に振り回されることなく、判断を重ねていけば、石は石でも「バランスを取れる石」になれるだろうとも思えます。

【石】・カタチそのものは不変
   ・神話においては恐怖や不安で人が石化し、やがて砕け散る
   ・君が代の「さざれ石」のように、他の素材との関係性において成長する

弊社は変化を恐れず・逃げず・振り回されず、将来にチャレンジするクライアントの皆様が描いた「妄想」を実現するための燃料となれるよう全力を尽くします。
手始めとして、何年も、何回も中途半端になっていたブログを再開することにしました。 

今年もよろしくお願いいたします。

2020年 元旦

株式会社ガンビー・コミュニケーション 代表取締役 吉尾直記

#visiondriven

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